高い舞台から著名人である来賓が聴衆に向けて臨場感あふれる話しをする“講演”、不特定多数の集合体である参加者に対して、先生が緊張感と臨場感で知識を付与する『セミナー』。グループになった受講生対して演習やディスカッションを通して、講師が一体感を醸し出しながら学び、そしてスキルアップをはかる『研修』。
目的と登壇している先生に求められる要素の違いがあるため、講演<セミナー<研修の順番でリモート化の難しさあるようです。
では、オンラインでつながった遠方にいる受講生に対して『研修』を実施することは不可能なのでしょうか。
答えは『否』です。
研修では、“自分が研修を受講している当事者である”と言う意識がとても大切なのですが、この当事者意識が最も高まる瞬間と言うのが、講師と受講生個人とが直接やりとりする時。
例えば受講生が発表をして講師がその発表に対して質疑応答をする時などが当てはまります。
そして、不思議なことにそのやりとりを観ている他の受講生も当事者意識が高まり、研修会場に一体感が生まれるシーンを何度も見てきました。
私たちはリモートで実施する研修も、この点は同じではないか?と考えています。
遠隔地で集合している受講生に対するリモート研修も、個別にwebにつながっているオンライン研修でも大切なことは講師と画面の向こう側にいる受講生が常に1:1でキチンと繋がっていること。
例え画面に多くの受講生が映し出されていても、Face to Faceで個別にやりとりすることができれば、緊張感、臨場感、一体感が形成されて立派に研修として成り立ちます。
グループディスカッション後の模造紙に書いていた発表はどうしたらよいのか?チーム対抗でストローやマシュマロを使ったPDCA演習はどうやって実施するのか?など、まだまだ課題は多くあります。
しかし、これらの問題は新しい技術が解決してくれますし、これからはZOOMを使った新しい演習教材も開発されるでしょう。
研修がweb上で行うようになると研修の料金設定も変わってくるでしょう。
また、WEB専門の研修講師…と言う先生も登場するかも知れません。リ
アルな研修だと2日間研修や3日間研修などもありますが、果たしてweb上で実施可能なのかどうか?も、2020年4月現在、当社では検討中です。
まだ、まだ始まったばかりのリモート研修とオンライン研修。
しかし、時代は確実にweb研修に移行していくハズ。
当社では新しい研修にチャレンジできるように、新しい研修や演習を開発し、webによる自社発信できるように7月に追加設備投資を行っていく予定です。