かなり以前の投稿になりますが、Zoom研修のブレークアウトセッション中に「突然、社長が入室してきた!」というコラムを書きました。

いきなり、経営陣がブレークアウトセッションに入室してくれば、社員である受講生が発言に気を遣うのはいたしかたないでしょう。
しかし、これがリアルな研修であれば少し話しが変わります。
確かに社長など経営陣の直接指示命令下にある管理職であれば、研修中の発言には気を遣うもの。
しかし、私達が実際に社長など経営陣や人事の方と研修の打ち合わせをする中で、受講生が新任管理職であったり、これから管理職を目指す中堅社員であれば、経営者はあまり受講生の発言をネガティブに捉えることはないようです。
むしろ、一人ひとりの評価よりも、「こういう発言をする中堅社員が多い」や「以外と真剣に仕事のことを考えているな」などと、経営者にとっては客観的に自社の社員を捉える良い機会となっているようです。
どちらかというと、経営者の方が自分達が研修オブザーブすることで、「受講生が思い切った発言ができないのではないか?」と心配されるケースの方が多いのが事実。
リンクをはったコラムにも書いた通り、リアルな研修の場合は、経営者のオブザーブがあるなしに関わらず、受講生が思い切った発言をさせることができるかどうかは、講師の腕によるところが多いと感じます。
また、これから管理職を目指す次期管理職層や中堅社員が、社長がいるから言いたいことも本音を控えると言うのも、いかがなものか?と。
研修中に要らぬ発言をしたため、目をつけられた…というシチュエーションもあるかも知れませんが、これから管理職を目指すのなら、「自分の発言を社長に聞いてもらおう」「この機会に、アピールしよう!」と思う気骨のある社員に、会社を背負って欲しいものですね。