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サラリーマンが恵まれている

毎日、ビジネスセミナーや研修に登壇している中で、「サラリーマンっていいなぁ」と思う時があります。

会社のお金で、ビジネスセミナーに行かせてもらい、研修を受講し、スキルを身に付ける機会をもらって、尚且つ受講時間中にも給料が払われている。組織には、福利厚生や数々の制度があり、それらを利用しながら安定的に利益を享受できることを思うと、会社経営者や個人事業主はすべてが自己負担。投資も消費もすべて自分の(または、自分の会社の)懐から出ていきます。

もちろん、経営者や事業主にはそれに引き換えるメリットがあるので、お互いにどっちが良いと言うものではありませんが、ひとつ大きな違いは、自分で起業した経営者や事業主は、そこで失ったものや得たもの「価値を体感している」点ではないかと思います。

自分の身銭を切って、投資し、挑戦し、負けたり、勝ったり、儲かったり、損したり。

これら一つひとつを体験しているので、自分に回ってきたチャンスや利益のありがた味が分かるのです。それに対して、サラリーマンは、100円だって損したくない、身銭を切りたくないと言う意識が前面に出てしまい、組織から享受するありがた味は、あまり実感できないのではないでしょうか。

思い返すと自分だってサラリーマン時代、企業内研修は業務命令で出席しているので、別に受講させてもらってありがたいなぁ…とは思いませんでした。なぜなら、組織に属しているので、「社員のスキルアップは、会社の当然の義務(責任)」だと思っていたからです。

でも、違うんですよね。

確かに従業員教育や人材育成は、会社の責任なのかもしれません。しかし、ビジネスセミナーや研修は、自分がスキルアップできるチャンスを組織がコストをかけて投資してくれる「恵まれた」スキルアップのチャンス。

「自分が向上するための**投資**まで、組織が行ってくれていること」を理解しすれば、あとは組織に感謝もしますし、大事な点は、組織に感謝して、このチャンスを逃がさないようにポジティブに研修受講して、ひとつでも多くのスキルを身に付けましょう。

それが、自分にとって役に立ち、周囲にとっても役に立ち、最後に組織にとっても必ず役に立つ事柄だと思っています。

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この記事を書いた人

日系企業、外資系企業でセールス、マーケティング、キャリアコンサルタントなどの職種を15年経験。1999年にコノジャパン設立後は、ヘッドハンティングに加えて、階層別研修とスキルアップ研修、ビジネスセミナーを25年間に渡り企画・運営・登壇している。
・1級キャリアコンサルティング技能士
・国家資格キャリアコンサルタント
・職業紹介責任者、他、資格多数保有

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