1グループ4~5名の島形式でひとりづつの発表を行う際、ひとりの発言が終われば必ず後のメンバーは拍手をするように促します。
拍手はリモート研修でもリアル対面型研修でも必要な行為。
人は自分の発言の後にメンバーから拍手がもらえることで、発言が肯定されたことを実感します。
この “集団の中で自分が肯定される感覚”が、次の発言を促すうえでとても重要なのです。
研修は決して講師からの講義を聞いて知識を吸収する場ではありません。
吸収した知識を実践である職場でつかえるかどうか?が非常に大切。
そのためには、学んだことを研修の場で発言してやってみて、気づいて、体感して、もう一度トライしてみなくてはならないのです。
ところが、日々の企業内活動において承認されたり、発言が肯定されたりすることが少なければ、研修の場でも積極的に発言しよう、関わろうとは思いません。
そのために、講師はこの日常の壁を研修の早い段階で壊して、有意義な時間を創造しなくてはなりません。
研修開始早々のアイスブレイクなどで、ひとりづつ自己開示したり、他者紹介をした経験した方も多いかと思います。
その際に、必ずひとり終われば、拍手。またひとり終われば、拍手…を求められませんでしたか?
実は、拍手と承認欲求には大きな関係があるのですね。