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新社会人のみなさんに徹底してほしい3つのこと

新入社員の皆さん、この度はご入社おめでとうございます。

新しく組織の一員になった皆さんは、今日の日をハラハラ、ドキドキ、そしてワクワクして迎えられていることと思います。

今日からこの組織で社会人としてスタートするけれど、うまくやっていけるかな、どんな上司なのだろう、しごとはちゃんと覚えられるだろうか、そして同期のみんなや先輩たちとうまくやっていけるだろうか?など、期待と不安が入り混じった状態だと思います。

でも、大丈夫。これから1年間、みなさんは次の3つを徹底してください。
この3つを徹底的に行えば、みなさんには明るい職業人生活が待っていることを約束します。

【主体的行動】

主体的行動とは、『自分の立場を理解して、周囲から求められる思考と行動を自ら進んでおこなうこと』です。

みなさんは、今日から社会人。
もう学生ではありません。

いままで学生だから、アルバイトだからと許されていたことも、社会人として組織の一員となった以上は許されません。
甘えの許されない厳しい世界に入ったことを自覚する必要があるのです。

もう学生の時のように「教えてくれなかったから、できなかった」はダメです。
社会では自分から教えてもらいに行かないとダメなのです。
自ら考えて、そして動くことを期待されています。
ぜひ、自分から進んで前に踏み出してください。

そして、みなさんは新入社員と言う立場です。
当たり前ですが、上司や先輩社員と同じではありません。
上司がやらないことも、あなたはやらなければなりません。
先輩社員だから許されていることも、新入社員には許されないこともあります。
常に自分は新入社員なんだという立場を忘れないで、考えてください、そして行動してください。

【時間厳守】

社長もあなたも、立場が違っても一日は24時間。
ですから、時間を無駄にしてはいけません。
約束の時間、アポイントの時間は必ず守ります。

例えば、あなたが相手との約束の時間に10分遅れたとしましょう。
「なんだ、10分だけじゃないか」と、あなたは思うかもしれません。

しかし相手は約束の時間になる前から、あなたが来るのを待っているのです。
あなたは、相手の10分間と言う貴重な時間を、あなた都合で『搾取(さくしゅ=奪い取ること)』したのです。

あなたに相手の時間を搾取する権利はありません。
これからあなたにはアポイント、提出日や納品日など約束のリミットがたくさん出てきます。
ゼッタイに遅れないでください。
組織にとって、時間は貴重な経営資源なのです。

【報告と連絡と相談】

私たちの組織は一人では動きません。
複数の人間が一緒に働くから組織なのです。
そして、組織にはそこで働く人たちの共通の目標があります。
その目標に向かって一緒に力を合わせるにはお互いのコミュニケーションが欠かせません。

コミュニケーションとは体の中の血液のような存在で、常にからだの中をめぐりながら情報の受け渡しをする存在です。
そのコミュニケーションの基本となるものが、報告と連絡と相談です。

報告とは、上司や先輩からなどの指示命令に対して行うものです。
「これをやってください」と指示・命令を受けたとき(これを“受命”と言います)に、あなたには“報告する義務”が生まれるのです。

指示を受けたら、必ず途中経過を報告しましょう。
トラブルが起こった時も直ぐに報告です。

忘れてはいけないのが“完了(終了)報告”です。
「〇〇さん、この郵便物を投函しておいてください」と上司から指示されて、ポストに投函したら仕事はオワリ・・・ではありません。
「△△(上司)さん、先ほどお預かりした郵便物を今、ポストに投函してきました」と報告して、はじめて<郵便物を投函する>と言う指示は終了したのです。
この完了報告は数多くある報告の中で、いちばん重要な義務なのです。

連絡は指示を出した上司や先輩だけに行うとは限りません。
そこに関係する全員に行うのが連絡です。

連絡には前提となる指示がありません。
ですから、指示が出る前でも「これ、伝えておいた方が良いかな?」と思えば、連絡しておきましょう。

連絡によって組織で“情報を共有する”ことがとても大切だからです。
良い連絡をするためには、常に自分の業務が周囲とどのように関わっているのか?周囲の人がどんな仕事をしているのか?を知る必要があります。
また、いつも気配り、心配りをしていなければなりません。

仕事上手なひとは、ホントに連絡上手です。
いつも周囲や仲間のことを考えて行動しています。
ビジネスの中にに、やさしい気遣いや心遣いを感じます。
仕事上手なひとは、“連絡”が組織の中でどれだけ重要なことなのかを分かっているひとなのです。

何を報告したらよいのかわからない、どのタイミングで連絡したらよいのか分からない…、だから報告と連絡が出来ない…では、組織人として失格です。

あなたは新入社員です。
分からなければ、自分から先輩や上司に尋ねましょう(まさに、主体的な行動ですね)。【分からなければ訊く】これが『相談』です。

相談は、先輩や上司だけでなく、周囲にいる人に対して誰にでもすることがきます。
『分からなければ相談を!』あなたの周囲の人たちが望んでいる一番のコミュニケーションは、この『相談』だと言われているぐらい相談は重要なのです。

いかがでしょうか。以上、主体的行動、時間厳守、報告と連絡と相談(ホウレンソウ)の3つを、これから1年間徹底的に実行してください。
そう、徹底的にです!そうすれば一年度、あなたの不安はなくなり、自信に満ち溢れた二年目社員になっていること間違いなしです!

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この記事を書いた人

1962年生まれ。大手旅行会社でセールス、外資系企業でマーケティング、人材教育会社でキャリアコンサルタントを経験後に独立起業。管理職を始めとした階層別研修と、部下指導、問題解決、ロジカルシンキングなどのスキルアップ研修の企画運営を行う。起業後20年間で33,000名以上のビジネスプロフェッショナル人材の育成に貢献してきた。
・1級キャリアコンサルティング技能士
・国家資格キャリアコンサルタント
・職業紹介責任者、他、資格多数保有

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