プロジェクターと投影用データのインストールされたPCをクライアントが準備するのであればVGA(ミニD-Sub15ピン)接続でもHDMI接続でも問題はありません。
事前にキチンと投影されるかどうかチェックする時間もあるはずです。
問題になるのは研修会社や講師がPCを持参して、当日の研修前に接続する場合。
まず、研修にDVD鑑賞などを行うのであれば、PCから映像と音源の両方をOutputする必要があります。
この場合HDMI接続であれば、一本のケーブルで接続できるので便利です。
また、PC側にほとんど設定の必要なく、社長講話の後に直ぐにPCをセッティングして研修に入る・・・と言うような、急いでプロジェクターとPCをつなぐという場合でも便利です。
しかし、気を付けたいのが低価格パソコンや古いタイプのパソコンだと、そもそもPCにHDMI端子がない・・・と言うケース。
こんな時のため、VGAケーブルを準備しておくことをおススメします(もちろん、イヤホンジャックから音源をとる準備も必要です)。
VGA端子のないPCやプロジェクターはありませんから基本的に音源を取らないのであれば、最初からVGAアナログ接続前提で3~5mぐらいのケーブル《写真参照》を準備しておけば安心ですね。
プロジェクターとPCを接続したのに、スクリーンにはRGB→コンピュータ→テレビ・・・などと、プロジェクターのオート機能で画面が青色、黒色とコロコロ切り替わり、いつまで経ってもPCの投影用データが出てこないということも非常によくあります。
PC側の設定が原因の場合もあれば、そもそもプロジェクターの接続場所を間違えていた…と言うケースもあります。
プロジェクター背面のVGAアナログケーブルをつなぐ端子は2か所ある機器も多いので、注意が必要です。
投影用データが映らない・・・で、最近多いのが講師の持参したPCがノートタイプの“Mac book Air”のケース。
そもそもMacにはVGA端子がついておらず、Thunderbolt(サンダーボルト)という端子が用意されています(HDMI端子付きもあります)。
プロジェクターと接続するには、このThunderboltに繋げられるように変換アダプターがないといけません。
講師は変換アダプターを持参しているハズですから(たぶん)接続は可能です。
しかし、モデルによってはMacの解像度が高いとプロジェクターが信号を読み込めないこともあります。
意外とMac book Air持参の講師の中に、プロジェクターによってはMacのディスプレイ解像度を落とす必要があることを知らなかったり、そもそも解像度の変更のやり方を知らない講師もいるので、持参したPCがMacの場合はすこし注意が必要ですね。