紅葉の時期は、今年4月に入社して約半年が経過した新入社員に対するフォロー研修がピークを迎えます。
配属先で既に成果を出し始めている人、職場の戦力として活躍している人、いまひとつ配属先なじめず燻っている人など、みんな各職場でいろいろな経験を積んで半年ぶりに集まってきます。
ここで、どのクライアントにも共通して言える受講生の特徴があります。
多くの受講生が『あいさつが出来なくなっている』のです。
新入社員研修の時には、あんなに元気に挨拶していたのに。
あれだけ立礼やお辞儀のやり方を何度も繰り返してトレーニングしたのに、みんな挨拶がバラバラ。
起立・礼「よろしくお願いいたします」で、頭をペコリ。
声も小さい。
おいおい、そんな挨拶のやり方は教えていないぞ…!と、講師ならひと言モノ申したくなるものです。
でもコレ、彼ら彼女たちが悪いのではなく、現場でのあいさつが皆さんこんなカンジなのでしょう。
だから新鮮な新入社員は直ぐに現場色に染まっているのです。
もし、職場で皆さんが「おはよう!」「お先に失礼します!」「行ってきます!」「お帰りなさい!」「お疲れ様でした!」と、明るく元気にあいさつを交わしているのなら、新入社員はその職場風土の色に染まります。
オマケに人事部門に返ってくる配属後の新入社員のフィードバックが
「今年の新入社員は元気がない」
これでは、育成担当者もたまったものではありません。
ぜひ、現場の先輩や上司は新入社員に良い見本を見せてあげてください、良いお手本となってください。
彼ら彼女たちは、きっと職場の期待に応えらえるハズ。
私たち研修会社も研修講師も、フォロー研修では受講生に共感し、寄り添いながらも「明日らからも頑張ろう!!」と思いっきりネジを巻いて職場に送り返します。
さて、3年後の階層別研修で今年の新入社員はどのように成長しているでしょうか。あいさつはキチンとできるようになっているでしょうか?
いまから、とても楽しみです!