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研修中に何度も振り返ることの重要性

研修では随所で振り返りの時間を取ります。

ひと単元を学んだら振り返り。
ひとつ演習を実施したら振り返り。
ケーススタディをしたら振り返り。
ロールプレイングをしたら振り返り…です。

でも、この振り返りって“研修を、研修だけで終わらせないために”とっても大切な行為なんです。

ひとは教えてもらうと「あぁ、いいこと聞いたな」と思います。
聞いたことが腹落ちすると「ようし、変えなければ」とも思います。
でも、心に残っても行動に移して変容しなければ、ただの知識として残るだけ。
下手をすると「この前の研修で、なんかいいこと聞いたけれど、なんだったっけ?」と言うことにもなりかねません。

人は見たり聞いたりしただけでは長期記憶に残らない。
知ったことを日常の自分の行動と照らし合わせて、具体的な行動と結び付けて初めて変容ができるのです。

そのために必要なのが、聞いたり、知ったり、感じたりしたことを振り返って“声に出す”と言う行為。

人は声に出して話すことで、モヤモヤしていることを纏めることができます。
そして自分の行動と結び付けて、最後にアクションプランシートに書いて自己宣言する。
アクションプランシートは数週間後、数か月単位で進捗状況を見直して“振り返る”。

この一連の動きがあって、初めて研修の効果が期待できるのです。

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この記事を書いた人

1962年生まれ。大手旅行会社でセールス、外資系企業でマーケティング、人材教育会社でキャリアコンサルタントを経験後に独立起業。管理職を始めとした階層別研修と、部下指導、問題解決、ロジカルシンキングなどのスキルアップ研修の企画運営を行う。起業後20年間で33,000名以上のビジネスプロフェッショナル人材の育成に貢献してきた。
・1級キャリアコンサルティング技能士
・国家資格キャリアコンサルタント
・職業紹介責任者、他、資格多数保有

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