研修に必要な3つの感。
それは「臨場感」「一体感」「緊張感」
クライアント、研修会社、講師の3者の歯車が上手に噛み合って、そこに受講生が加われば臨場感あふれる“豊かな”研修が生まれます。
まるで、受講生の中から巻き起こる渦のような臨場感。
受講生はモチベーション高く研修に参加し、講師もそれに呼応するようにテンションが上がり、オブザーブしている事務局担当者もその中に加わるがごとく身を乗り出して講師の話しを聞いている状態です。
通常は実際の研修会場で講師と受講生が対面して研修を実施しているので、臨場感が出て当たり前…と思いがちですが、準備の段階からうまく3者が噛み合っていなかったり、講師の力量が不足している、どこか研修が表面的になって臨場感が生まれてきません。
そして臨場感あふれる研修では、自然に研修会場に一体感が生まれてきます。
たとえグループ形式で受講生が着席しており、いくつものグループに分かれていたとしても研修会場の中には一体感が生まれてくるもの。
演習やディスカッションを通じて『湧き上がるエネルギーがひとつになる』瞬間です。
しかし、研修はコンサートやスポーツではありません。
受講生は観客ではなく学ぶ当事者。
つまり「選手」と言う役割ですから、そこには試合に出場している選手のようにある一定の緊張感が必要になります。
緊張感のない研修は、たとえ臨場感と一体感があってもワイワイ、ガヤガヤ楽しいだけの集合体です。
受講生自身が学ぶ当事者意識で一定の緊張感を持ちながら、臨場感と一体感を形成しながら明るく楽しい時間をつくっていく。
このような研修ができればクライアントにとっても、受講生にとっても有意義な能力開発の時間になること間違いなしです。