前回のコラムで“研修には、臨場感、一体感、緊張感の3感が大切”とお伝えしました。
しかし、最近の研修のトレンドであるリモート型研修では、この3感をどのようにクリアしていけるか?が問われています。
企業内の会議やミーティングもテレカンで行う時代。
加えて、ZoomやMicrosoftTeamsなどのソフト導入へのハードルが下がり、働き方改革がテレワークを後押し、そして今回の新型コロナウイルス対策でますますテレカンでのやりとりが主要なコミュニケーションのツールとなってきています。
以前より、自己啓発などのSelfDevelopmentでは自宅からサーバーにアクセスして動画を視聴するe-Lerningは一定の効果を上げています。
また、ビジネスセミナーにおいてはwebからアクセスして講義を聴けるウエビナー、逆に講師のセミナーを各会場に集まった聴講生に配信するテレビ会議システムは定着化しています。
しかし、一方的に知識や情報を提供する形態と異なりリモート型の企業研修ではカメラを通じて受講生のモチベーションを上げて研修を活性化させ、ディスカッションの講義レベルを判断し、カメラを通じて演習を実施し、ひいては受講生の体調管理まで行わなければなりません。
リモート先が支店や営業所であれば事前に現地の研修担当者と綿密な打ち合わせを行えばある程度クリアできる環境も多いのですが、受講生が自宅でのテレワーク者である場合、またはテレワーク者とリアル受講生が混在しているケースなどではまた異なる対応が必要です。
当社でもweb会議システムを使ったテレワーク型の研修を実施しており、少しづつではありますがその反省と経験を蓄積し、分析していますがまだまだカリキュラムの改良などが必要です。
特に臨場感、一体感、緊張感を点在する受講生、同時に目の前で受講しているリアル受講生との間で達成できるカリキュラムの開発はまだ途上段階(2020年3月現在)。
しかし、時代は必ずリモート型研修が主体になってきます。
そこで、当社は独自のリモート型研修&リモート型ロールプレイング研修の商品化を開発中です。
現在はまだリモート型研修の実績を重ねている段階ですが、リモート先の受講生と研修会場に集合したリアル受講生の混在した集合研修をお考えのクライアント様はぜひお問合せください。