「セミナー終了後のアンケート回収ボックスをみると、アンケートの中身をみなくてもそのセミナーの受講生評価が、なんとなく分かるんです」
これは懇意にしているセミナーの担当者から聞いた話し。
「もちろん、絶対…ではありませんが、なぜだか受講生評価が芳しくないセミナーの場合、回収ボックスに入っているアンケートの向きが上下バラバラだったり、表を上にして入れる人と裏返して入れる人などが居るんです。反対に、受講生評価の高いセミナーのアンケート回収ボックスは、みんな指示されたように同じ向き、同じ表裏で投函されていているんですよ」
とのこと。
そういえば、納得度の高い良い評価のセミナーの場合は受講生の心が落ち着いており、自由記入欄へのコメントも豊富。そしてなにより、みんなキチンと丁寧に書いています。おのずと回収ボックスに入れるときも、そっと丁寧に入れるのでしょう。
その反対に納得度の低いセミナーの場合は自由記入欄のコメントも少なく字もちょっと乱雑。
なにか心にもやもやしたものを持ったままアンケートに向き合うので、記入だけでなく回収ボックスへの投函も雑になってしまうのかもしれませんね。
「ふ~ん、なるほど」
「自分はぜんぜん出来てないな」
「言われてみれば、確かにそうだな…」
受講生がこのように腹落ちしている場合は心が落ち着いており、アンケートに向かう姿勢が変わるのかもしれません。
アンケ―トの内容ではなく、回収ボックスから分かる受講生評価。
やはり、なんでも「一事が万事」なんですね。