初めて、外部講師にお願いして社員研修をする場合、ハテ?講師控室は準備しなくてはならないのか?悩むところですね。
結論から言うと、不特定多数の受講生が集まるビジネスセミナーの場合は、講師控室は準備したほうがよい。
自社社員向けの企業内研修なのであれば、講師控室は「なくても、よい」と言ったところです。
まず、企業内研修の場合、講師は講師控室を利用している時間がありません。
一般的に講師がクライアントの研修会場訪問するのは、研修開始時間の約30分前が定刻。
そこから、投影用データがインストールされているPCのセッティングをしたり、動画があるのなら映像や音声の出力を確認したりするため、結構準備に時間がかかります。もし、そこでなにか不備が見つかると研修開始までに対応しなくてはならないので、講師は結構あせります。
時々、先方をご訪問すると真っ先に応接室に通されて、社長や役員と談笑…と言うこともシチュエーションもありますが、こちらは早く研修会場に行ってPCのセッティングや準備もしたいことも多く、「早く解放して欲しいなぁ」と思いながら、談笑していることも多いです(笑)。なので、やっぱり研修講師は研修前に余裕はありませんから、研修開始前の講師控室は不要です。そもそも、クライアントが自社内で研修を実施する場合、講師控室(ほとんどが、応接室)を準備する物理的な余裕も時間もないことが多いです。
たまにですが、研修終了後に「お茶でもどうぞ」と別室にご案内されて、一息つかせて頂く配慮を頂くケースもありますが、多くの講師はひとつの研修が終わると、次の研修のテキストを作成したり、レポートを書いたりするなどの予定がありますので、こちらもどうぞお気遣いなくで。
あくあまで、講師に寄りますので一概には言えませんが、結局のところ、研修前も研修後も講師が控室を使うシチュエーションはなさそうです。ただし、昼食時のお弁当のために使わせていただける部屋があれば、そちらのご準備は嬉しいかも?ですね。
