以前、研修終了時には必ずアンケートを取りましょうとお役立ちブログで書きました。
では、具体的にどのようなアンケートをつくればよいのでしょうか。
アンケートの項目は次回の研修に活かすための重要なデータ。
かんたんに答えられて、なおかつ本音の出やすい項目を『5段階評価、5項目』程度をA4用紙1枚、縦書きで作成するのが良いでしょう。
5段階とは
- 5:非常に良かった
- 4:良かった
- 3:どちらともいえない
- 2:あまり良くなかった
- 1:良くなかった
です。
これらの評価を、問いかけにあわせた解答しやすい文言に変更して使います。
一般的なアンケートでよく使われる項目例は下記の通りです。今後、アンケートを作成する際の参考にしてください。
Q1.研修内容は、どの程度理解できましたか?
5.理解できた
4.ある程度、理解できた
3.どちらでもない
2.あまり、理解できなかった
1.理解できなかった
[その理由]
Q2.研修内容は、どの程度しごとで役に立ちそうですか?
5.十分に役に立つ
4.ある程度、役に立つ
3.どちらともいえない
2.あまり役に立たない
1.まったく役に立たない
[その理由]
Q3.講師の教え方はわかりやすかったですか?
5.とても、わかりやすかった
4.わかりやすかった
3.どちらともいえない
2.すこし、わかりにくかった
1.わかりにくかった
[その理由]
Q4.テキストや配布資料はどうでしたか?
5.とても、わかりやすかった
4.わかりやすかった
3.どちらともいえない
2.すこし、わかりにくかった
1.わかりにくかった
[その理由]
Q5.今回の研修の感想(自由記入欄)
作成上の注意点は、各項目を5択だけにせず、必ず各項目ごとに「その理由」として自由記入欄をつくることです。この自由記入欄にポジティブな言葉が記入されていれば、研修に対する満足度はある程度高かったと評価できます。つまり、やってよかったと思われる研修ですね。
また、5段階評価を横書きにならべているアンケートも見かけます。
←良くなかった 良かった→
1 ・ 2 ・ 3 ・ 4 ・ 5
数字が大きい右側が「良かった」の右肩上がりパターンですが、研修終了間際にサッと記入する受講生は書き方を間違えて、よかったのに「1」をつける受講生もいます。
そこで、項目は“良かった”を一番上に、“よくなかった”を一番下にする縦(タテ)順番だと、間違えて記入することがありません。
5.非常に良かった
4.よかった
3.どちらでもない
2.あまり、よくなかった
1.よくなかった
この「タテ順番」だと、視覚的にも〇をつけやすく、感覚的にもスピーディに回答しやすいと評判は上々です。
最後に、私からの提案として、ひとつこのような項目(質問)をつけてみてください・・・
Q.この研修を、他の人に受講を勧めたいですか?
はい ・ いいえ ・ どちらともいえない
この問いかけは、今日の研修に対して、受講生の本音がズバリ出てきます。
次回は、アンケートは無記名にするか記名式にするか、アンケートのの読み方とアンケートの評価の仕方、アンケートの使い道について解説します。