お客様インタビュー|
サラヤ株式会社
1952年創業。学校をはじめ、今ではどこでも見かける緑色の石けん液『シャボネット』、40年以上のロングセラー商品『ヤシノミ洗剤』、カロリーゼロの自然派甘味料『ラカントS』などで業界をリードするサラヤ株式会社。
今回は総務人事本部人事部長代理の土生善夫(はぶよしお)様に、今後の人材育成の方向性や当社の研修を導入いただいている理由について、おうかがいしました。
拡大を続ける市場と新規事業の展開
サラヤさんと言えば、洗剤などの衛生用品に加えて自然派甘味料などが頭に浮かびますが、最近は多方面での商品開発を加速しているとお聞きしました。
おかげさまで、洗剤や消毒などの商品だけでなくスキンケアや健康食品などの開発にも、注力しています。また近年では健康志向をとらえて、低糖質のチョコレートやスイートナッツ、低糖質うどんも市場に投入しているんですよ。
すごいですね。もう“手洗い”や“うがい”と言ったキーワードではないのでしょうか。
これまでも、これからも『衛生』は当社の中心事業ではありますが、過去に培った技術と経験をいかして健康分野、アスリート向け商品、再生医療などにも事業領域をひろげています。また、オーラルケアの一環として歯科医療の分野や、企業主導型の事業所内保育所など『衛生・環境・健康』の領域で、革新的な商品やサービスの開発に取り組んでいます。
サラヤ株式会社が求める人材
それだけ事業領域が広がると、人材の採用も大変なのでは?
近年は『衛生』が必要とされる海外の国々で当社の存在価値が広がっており、今後もますますこの動きが加速しそうです。固定観念にとらわれず、さらに多様性を重視した採用を考えています。
そうすると、採用には語学力も大切になりますね。
と、言いましても当社の公用語は日本語ですから(笑)。新卒であれば、まずはコミュニケーションスキルなどの基本的な人間関係力を重視して採用しています。
充実した社員育成のカリキュラム
そして今後は、採用した人材の育成も重要課題ですね。
おっしゃるとおりです。当社は設立当初から社員教育には力を入れており、現在も内定者研修、新入社員研修、若手向けのフライトプラン研修、マネジメント研修などの階層別研修に加えて、女性リーダー研修やハラスメント研修など、数多くの研修を実施しています。
研修のほとんどが、内制化(自社内の講師で実施する)しておられるとか。
はい。新入社員研修は人事部の社員が、マネジメント研修は私も含めて自社の講師が協力しあって、しっかりと教えています。
研修会社にはプロフェッショナルを期待
外部の研修会社に依頼している研修は何でしょうか?
若手向けの研修と女性活躍の研修は、外部の研修会社にお願いしています。
研修会社に依頼するときのポイントを教えてください。
将来的に自社の社員に対して“こうなって欲しいという”当社独自の想いがあります。ですから、育成の課題を一緒になって解決に取り組んでくれる、いわば白紙の状態から研修を組み立ててくれるオーダーメイドの研修に対応してくれる会社が良いですね。
研修会社にとっては、むずかしい課題ですね。一般的な研修会社はパンフレットがあって、「どの研修にしますか?この研修にはトレーニングを積んだ専任講師が担当します」的な“カリキュラムありき”というような営業アプローチが多いと思います。
しかし、サラヤさんの場合は育成のパートナーというか、コンサルテーションもできる高いレベルの営業担当や、研修会社を求めておられるということでしょうか。
まさにそのとおりです。当社の現状やあるべき姿をキチンと理解してくれた上で、研修のプロフェッショナルとしての提案をしてくれる会社ですね。もちろん、それに見合う講師の高い力量も大切です。
期待にこたえるコノジャパンの研修
その要求を満たしてくれるのが有限会社コノジャパンというわけですね。依頼されていて、いかがでしょうか。
コノジャパンの河野さんとは15年くらいのお付き合いですから、こちらの要望や研修の到達目標もよく分かっていただいています。特にメッセージ性の必要な若手社員向けの研修に関しては、外部講師の影響力が必要だと思っているので、この点でも満足しています。
具体的にいうと、どのような点がコノジャパンの研修を選んでいるポイントなのでしょうか。
上手に若手の意見をくみながら、ビジネスパーソンに必要なスキルやメッセージを伝えていただけるところ。それから、むずかしいことや理解しづらいことを丁寧にわかりやすく解説してもらえるところです。そして一番大切なポイントが、それらの重要なポイントを受講生に“ストンと、腹(はら)落ちさせてくれる”という点ですね。
“腹(はら)落ち”させてくれるとは?
長年わたしが人材育成の仕事にかかわってきて感じるのは、やはり私たちは腑に落ちないと行動しない部分があると思います。
研修も同じで、研修内容に納得しないと職場に戻っても学んだことを実践しない。
その点、コノジャパンさんの研修は受講生の納得度が非常に高いのです。私が後ろからオブザーブしていても、受講生が研修に引きこまれているのが、よくわかります。
なるほど、研修の納得度が高いから、研修で学んだことを職場で実践できている。つまり研修効果が高いということでしょうか。
はい。お伝えしたとおり、研修の多くを内制化しているのですが、社内講師をしている人事部の社員がはじめてコノジャパンさんの研修をみて「講師スキルが大変参考になった」と言ってくれるのも嬉しいですね。
なるほど、コノジャパンの研修は社内講師の育成にも、ひと役買っているというわけですね。
まさにそのとおりです。当社は日々成長し続けている会社ですから、これからも人材育成はとどまることはありません。その点でもコノジャパンさんには、期待しています。
ありがとうございました
サラヤ株式会社
設 立 | 1959年 |
本 社 | 大阪市東住吉区湯里2-2-8 |
従業員 | 1,777名(2017年:連結) |
事 業 | 家庭用及び業務用洗浄剤・消毒剤・うがい薬等の衛生用品と薬液供給機器等の開発・製造・販売 食品衛生・環境衛生のコンサルティング 食品等の開発・製造・販売 |