そろそろ、来年度のビジネスセミナーの依頼をFIXする時期になりました。
通常の集合研修の場合、新入社員などを除いて研修会社に発注するのは半年前から数か月前が80%、一年前もしくはそれ以上前から研修会社に発注するのが20%程度でしょうか。
しかし、ビジネスセミナーの場合は一年半~二年先までの研修を講師に発注します。
ずいぶん前から発注するんだな・・・と思われる方も多いと思いますが、これには訳があります。
まず、研修会社は年度の始まる前に年間ガイドを印刷して顧客に配布しないといけません。
そうするとその年の12月頃には次年度のプログラムが掲載された年間ガイドを印刷会社から納品してもらわなければなりません。
さらに逆算すると、研修会社は遅くても10月中には次年度のセミナーの日時や会場、講師のスケジュールを確定しなくてはなりません。
研修会社から講師に対しては夏ごろに来年度の打診がありますので、講師は18ケ月先の来年度3月までのスケジュールを提出するという具合。
人気のある講師であれば、更に先のビジネスセミナーの日程までFIXします。
ビジネスセミナーに限らず、先の予定まで立てるクライアントであれば10月から12月頃には来年度の研修の予定を立てておられます。
早めに計画すれば、講師の選定時間も確保できますし、クライアントの研修希望日と講師の出講可能日を合わせることも容易です。
時間に余裕があるので、研修カリキュラムを研修会社とじっくり検討することもできるハズ。
そう考えると、研修計画は早いに越したことはありませんね。
しかし、大半のクライアントは新入社員研修を除くと、おおむね10カ月先ぐらいから4カ月先の研修を組み始めます。
もっと遅いクライアントは、開催の3カ月前ぐらいに打診してこられたり。
この時期になると研修業界では“直前”と言う感覚です。
講師の選定も難しくなりますし、空き日程も少なくなります。
あまりよい研修が企画できないかもしれません。
もし、あなたの会社がビジネスセミナーや企業研修を企画するのなら、できれば開催の半年以上前をおススメします。