講演と研修で控室を準備する必要があるかないかは違います。
また、講師の昼食をどうするか?によっても変わります。
まず講演の場合は、あくまで『来賓』と言う形が多く、講演開始直前まで来賓が何か準備をするということはありません。
すべてはクライアントやオーガナイザーが万全の準備をしていることと思いますので、来賓は自分の飲み水も持ってきていない…と言う方も数多くおられます。
当然のことながら会場入りすれば講師控室があり、開始まではそこでゆったりと過ごしていただくことになります。
それに対して、研修講師やビジネスセミナーの講師は、研修やセミナーが始まる前にやらなければならないことが数多くあります。
クライアントの方との打ち合わせ、パソコンのセッティング、音声や音響の確認、会場のテーブル設置の確認、クライアントの意向によっては投影データを修正したり、時には本日実施するカリキュラムを変更・修正したりすることもあります。
また、研修が終了しても余った資料や備品類を研修会社に送り返す荷物の梱包をしたり、回収したアンケートの中身を確認したり、事務局の方に研修の感想を訊いたりと慌ただしくやるべきことを確認します。
つまり、講師控室をご準備頂いてもそこの滞在している時間がありません。
ただし、一日研修で講師の昼食をどのようにするか?では講師控室があったほうがよいケースがあります。
昼食を講師が研修会場の外に食べに行くのであれば良いのですが、クライアント様が講師の昼食(仕出しのお弁当が多い)をご準備頂くケース。
この場合、やはり講師控室をご準備頂いてそこで食事を頂けると精神的にも落ち着きますし、緊張からも解き放たれます。
なかには、お弁当をご準備頂けるものの研修会場の講師席で受講生と一緒に…と言うケースも。
講師の中にも受講生と一緒に食べることに抵抗がない、受講生と食事をしながらコミュニケーションが取れるの良い機会…と言う講師もおられますが、できれば控室で少しの時間でもゆっくりできると午後へのパワーが回復するというものです。