リモート研修が少しずつ増えてきました。
現在は当社も少しずつ受講生のご意見や感想を吸い上げながらカリキュラムを作ったり、修正したりの繰り返し。
リモート研修においては、正直なところまだまだ当社も業界も手探りで発展途上の状態です。
そして、この発展途上の段階に居るのは受講生も同じ。
毎日Teamsでミーティングをしていると言うオンライン、バリバリのクライアントもあれば、最近になってやっと社員一人に一台のPCが与えられて、今まさにITリテラシーを向上させるべく勉強中…と言うクライアントも居られます。
そんな受講生にZOOMでやりとりする機会を頂きました。
こちらは、やれブレークアウトだの、画面の共有だの、ホワイトボード機能だの、ここ数カ月で学んだばかりの知識を総動員してのプレゼンです。
時間にして、約1時間。休憩タイムにある受講生の方から、こんな言葉を頂きました。
「あの…、普通にしてもらうことはできませんかね?」
普通・・・と言うのは、“普通”の研修のようにプロジェクターで映し出された投影用データを観て、先生がホワイトボードに手書きした重要ポイントをテキストの余白に移し書きして、紙のケースを読んで話し、休憩時間には、仲間同士でたわいもない雑談をする。。。
若い世代の方々は慣れや馴染むのも早いので、オンラインやリモートでの研修も直ぐに慣れてしまうのでしょうが、やはりある程度の年齢を重ねた方々にとっては、最新の“あれや、これや”は面倒くさいし、昔ながらの見慣れた『画面』の方が良いのでしょう。
画面を観て勉強するのは放送大学とか夜遅くに自宅で観るオンライン学習に慣れた世代。
「NHKの時事公論みたいのが、見やすいんやけどなぁ…」「フツーが一番だわ…」と、笑いながら言われたのが本音だと思います。
PC上で会議やミーティングで使える機能を最大限駆使して実施するリモートでの集合研修。
受講する世代によっては、よりフツーに進める方が良いのかも知れません。なぜなら、あくまで研修の主人公は受講生ですから。
今回は、受講生のレベル感を実感し、そして少し反省した時間でした。