私が関わっている国家資格について、こんな質問をいただきました。
「この資格を取ったら、儲かりますか?」
この問いに対しての答えは、「わかりません。あなた次第です」です。しかし、現実をお伝えすると、「この資格を取っただけで食べていけるほど甘くはありません」となります。
継続的に売上を上げ続けるためには、お客様のニーズや要望に的確に応え続けることが不可欠です。
商品・サービスの内容、提供方法、価格、販売チャネル──これらすべてを含めて、お客様に価値が届いていなければ、売上は継続しません。資格開業にかかわらず「開業したが売上が上がらない」という相談は少なくありません。
その場合、まず確認すべきは二点。
一つは、そもそも市場にニーズがあるのか?世の中に資格はあれど、提供する商材やサービス自体が、世の中から求められていない可能性があります。もう一つは、ニーズはあるが競争力がないケース。他社と比較して選ばれる理由がなければ、仕事は集まりません。この場合は、自分の提供価値がお客様の期待を満たしているかを見直す必要があります。
昔から「資格は足の裏についた飯粒」と言われます。そのココロは「取っても食えない」
業務独占資格でない限り、資格はあくまでスタートラインに過ぎません。重要なのは、その資格を使って、どのような価値を提供できるかです。実際に、その資格でしっかり収益を上げている人もいます。違いは、資格の有無ではなく、「お客様に選ばれる理由」を持っているかどうかです。資格は手段であり、目的ではありません。
食べていけるかどうかは、資格ではなく、その資格を使って提供できる価値があるかどうかだと思います。
