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事務局からの研修冒頭あいさつは必要か

研修開始時の事務局からの冒頭あいさつは必要です。

研修がはじまる時に、事務局の方が受講生に対して冒頭あいさつされるケースが90%ぐらいでしょうか。
この冒頭あいさつも企業や組織によっていろいろあって、興味深いものです。

最も多い事務局冒頭あいさつが、号令、研修中の諸注意と講師紹介。

ただし、講師紹介はあまり必要ありません。
講師が必要と感じれば自分で講師自己開示を行うから。

また講師が自己開示を通じてアイスブレイク(冒頭で場の雰囲気をやわらげたり、本日の研修のスタンスを決めたりするセッション)をおこなう講師もいるからです。

わたしは常日頃から事務局がおこなう冒頭あいさつに、本日の研修受講生に対する会社からの【笑顔の応援メッセージ】を入れて欲しいと感じています。

「いま、世の中や業界はこうなってきています。そして、わが組織は、現状このような状況にあります。今後の組織は、このようにしていくので、そのためにもぜひ皆さんには、こうなってもらいたい。そのために、今回このような研修を実施します。ぜひ、積極的に取り組んでください。そして、自分の知識を深めて、能力を向上させてください。みなさんのチカラが向上することで、組織もあるべき姿に近づいていきます。みなさんには、心から期待しています。今日はぜひ頑張ってください!」

ざっと、こんな感じでしょうか。
事務局から冒頭にこんなポジティブメッセージを送られたら、誰でも「今日はちゃんと、やらなきゃ」と感じるものです。
いつも、職場で叱られてばっかり、ダメ出しばかりされていても、公の場でこのようなメッセージを受け取れば「期待されているんだ」と思います。

現状、このようなポジティブメッセージを発信する機会は、年初や期首の社長あいさつぐらいではないでしょうか。
少しあらたまった場である研修開始時に、日頃は伝えることのできない経営者や育成責任者からのメッセージを発信する。
私たちにとっても、組織が従業員に対する愛情を感じる瞬間でもあります。

特にこれからは新入社員研修のはじまるシーズン。
ぜひ、新社会人にポジティブなメッセージを送ってみませんか。

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この記事を書いた人

1962年生まれ。大手旅行会社でセールス、外資系企業でマーケティング、人材教育会社でキャリアコンサルタントを経験後に独立起業。管理職を始めとした階層別研修と、部下指導、問題解決、ロジカルシンキングなどのスキルアップ研修の企画運営を行う。起業後20年間で33,000名以上のビジネスプロフェッショナル人材の育成に貢献してきた。
・1級キャリアコンサルティング技能士
・国家資格キャリアコンサルタント
・職業紹介責任者、他、資格多数保有

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