新入社員研修の時期と重なった4月の第一週は「新入社員研修をオンラインで出来ないか?」と言う声が、クライアントから自然発生的に起こりました。
新入社員は採用した。3密になるので自宅待機をさせるものの業務を知らないのでテレワークをさせられない。時間は十分にあるものの、新入社員研修のために出社・集合させるわけにもいかない。では、自宅にいる新入社員にオンラインによるリモート研修はできないだろうか…と言う流れはごく自然のこと。
教育会社も研修講師も「やったことがないので、できません」とは言えず、この業界全体が一気にオンラインでの教育研修に舵を切った…と言うのが正直な状況ではないでしょうか。
当然のことながら、ほとんどの研修会社や講師自身が「スカイプならやったことあるけれど、Zoomって、なに?Teamsって、なに?」状態。
IT関連、先進的な大手企業は早々にテレカンを導入しているので慌てる必要はないものの、『対面』での営業や講義が大前提の研修業界では、あわててオンラインでの教育研修について学び始めているのが現状です。
実は当社もこの4月までは本格的な終日リモート研修の実施経験はゼロ。
4月の一か月間で大変貴重な経験と実績を積ませて頂いた次第です。
そこで、いくつかの案件を経験しながら感じたことが、『研修効果について』です。
このお役立ちコラムで何度もお伝えしているように、講演・セミナーと企業の集合研修は目的が違います。
「後は自分で考えて下さい。自分でやってください」でゴール…と言う講演やセミナーと違い、集合研修は“受講後の効果”を目指します。
そのために研修には「費用や時間、労力に対して効果があったのか、なかったのか」が重要です。
果たして、web上で行う研修に効果がどの程度の“効果”期待できるのか?
条件のあるリモート研修で、最大限効果を高めるにはどのようなカリキュラムを組めばよいのか?
当社ではこれらの点を見極めながらリモート研修のカリキュラムを作成しています。