大阪で階層別研修・テーマ別研修・
ロールプレイング研修をお探しなら

60歳からのMBA ~入学したら自信がついた~

以前、大学院に入学した動機を少し書いてみました。

入学してから、友人・知人・仕事仲間から「勉強、どうなの?やっぱり大変なの?」と訊かれますが、ハッキリ言ってめちゃめちゃ、大変です。

まず、睡眠時間が減る!

今まで、仕事とプライベートで24時間をコントロールしてきた時間の割り振りに、学業という負荷がどーんとかかります。それも、生半可じゃない。慣れぬハードカバーの数千円する本を読み、読んだ本を理解して授業の予習をしたり、レポートを書いたり。また、授業によってはグループで討議して発表をしなくてはならないので、学生同士でディスカッションの時間も必要になります。もちろん、そのための時間創出の為に仕事の効率化をはかったり(これは、いい経験になります)、プライベートの時間の使い方を整理したりするのですが、それでも全然足りません。

先ほどの学生同士のディスカッションも、授業が平日夜22時ごろに終わるので、そこから家に帰って、23時からのZoomミーティングに臨むとなると、オンラインミーティングが終わるのは深夜になることもしばしば。

そんな日常が、2年間毎日続くので、60才超えでロングスリーパーの私には結構キツイ訳でして…。

しかし、慣れというのは恐ろしいもの。そんな日常が2年間も続くと、だんだん、睡眠時間が短くても平気になってくる。加えて、本を読むスピードがはやくなりました。それに比例して頭の回転も速くなり、最初のうちは四苦八苦していたレポート作成も、2年目にはかなりのスピードアップです。

それから、細かな字を読むことが日常になると、だんだん目が疲れにくくなってきたり、(これは医学的にどうかわかりませんが)少し、細かな字を裸眼で読めるようになってきたりするなど、良い変化も見られます。

人によって違うとは思いますが、一般的に年齢が高くなると次第にできないことが増えてくるもの。

そんな60才代になってから、知識が増えるだけでなく、読書量が増える、読書スピードがはやくなる、新しいパソコンアプリの使い方や、更なるPC操作が向上するなど、出来ることがどんどん増える!

これは、入学前に思ってもみなかった学業の副産物(?)ですね。おかげで、最近は自分の中で「まだ、いろいろ出来るかも?」と、根拠のない自信が生まれています(笑)。

年齢を重ねてからのリカレント教育は、単にアカデミックな知識のリ・スキルするだけでなく、学ぶ環境から生まれる良い副産物を与えてくれているみたいです。

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1962年生まれ。大手旅行会社でセールス、外資系企業でマーケティング、人材教育会社でキャリアコンサルタントを経験後に独立起業。管理職を始めとした階層別研修と、部下指導、問題解決、ロジカルシンキングなどのスキルアップ研修の企画運営を行う。起業後20年間で33,000名以上のビジネスプロフェッショナル人材の育成に貢献してきた。
・1級キャリアコンサルティング技能士
・国家資格キャリアコンサルタント
・職業紹介責任者、他、資格多数保有

この記事の目次